HOME > 製品 > 測定装置 > 動的光散乱法

材料の小型化は、革新的な製品の開発において中心的な役割を果たします。ナノ粒子に基づくアプリケーションは、分散システムの特性と機能性の改善の進歩につながる可能性があります。それらの特性を微調整し、その自然環境での機能性を研究するためには、信頼性の高い効率的な技術と適切な測定器が必要です。

動的光散乱の原理は、熱運動下での粒子の散乱光強度の取得に基づいてナノ粒子の特性評価に使用されます。光子相関法 (PCS) として知られる方法は、粒子径分布を決定するために散乱光強度の自己相関を適用します。しかし、この従来の技術では、有意な結果を出すために極端に希釈されたサンプルが必要です。

 

NANOPHOXでは、光子交差相関法(PCCS)を用いた革新的な光散乱技術を採用しています。そのため、不透明な懸濁液やエマルションに対しても、粒子径と安定性を同時に測定できます。NANOPHOXの特徴は、2つの別々に誘導された散乱光強度を取得し、それらを相互相関させることです。したがって、単一の散乱光の割合は、複数の散乱部分から分離されます。したがって、サイズ分析は濃度に依存せず、体積比で約20%までの高濃度にも対応します。一方、30mWの高出力半導体レーザーと高感度のアバランシェフォトダイオードを使用すること、わずか10-4%の低濃度試料でさえも測定可能です。NANOPHOXではPCSとPCCSの両方を使用できるため、このようなに広い濃度範囲に対応しています。


動的光散乱法(PCS)と光子交差相関法(PCCS)の詳細はこちら(Sympatec英語サイトへ)

動的光散乱式 粒度分布測定装置

NANOPHOX | Analyse granulométrique et stabilité de nano-suspensions en laboratoire

NANOPHOX

NANOPHOXは光子交差相関法(PCCS)を実装した粒度分布測定装置です。0.5~10000nmの高濃度のナノ粒子懸濁液やエマルションなどのアプリケーションに適合します。さらに、スラリーやエマルションの分散安定性も評価できます。医薬品原料、顔料、ナノ材料全般の研究などに適用されています。